読書『ぼくがいま、死について思うこと』(椎名誠著)
死についてのエッセイ集。椎名誠さんの著書は昔よく読んでいたが、久しぶりに手に取って読んだ。面白く、今まで自分が遭遇した色々な人の死と、自分がこれから味合うであろう、色々な死について考えさせられた。
次のような文章があった。
毎日の床とのタタカイ
ちょっとした体のトレーニングを毎日続けている、ということも、今の取り敢えずの肉体的安定に結びついているのかもしれない。(途中略)
まず、ヒンズースクワットを三百回。腹筋を二百回。プッシュアップ(いわゆる腕立て伏せ)を百回。背筋(背をそりあげる)を二十回。ゆっくりやるとこれで十五分。もの足りないときはもう一セットやって三十分。夏などこれで必ず汗が出る。それから風呂なりシャワーなりでリラックスする。自宅の板の間でやっているのでこれをぼくは「毎日の床とのタタカイ」と言っている。
椎名さんの、男らしいイメージはこのトレーニングによって作られているのだと思った。この本を読んでよかった。
自分も椎名さんを見習って、毎日の床とのタタカイをしていこう。
死と向きあい、生還した人といえば、水泳の池江璃花子選手のオリンピック出場が決まった。しかも立て続けに複数種目で。
昨年の夏に、水泳競技に復帰したのを通勤途中の車のラジオで聴いたのを思い出した。
白血病を克服してのカムバック。少しずつ段階を踏み、代表の座を手に入れた。病気と闘う多くの人々を勇気づけ、多くの人々に感動を与えている。
世界の第一線だから、無理をしないと勝てない厳しい世界だと思うが、あまり無理をしすぎずに過労にならないように気を付けてと、オジサンは思ってしまう。